明治の香り漂う倉庫
赤レンガ倉庫は、横浜みなとみらい21の中にある赤レンガ造りの建物で、優秀な建築物に贈られるBCS賞という賞を受賞したこともある、素敵な建築物です。明治時代を感じさせる雰囲気で、正式名称は新港埠頭保税倉庫といい、もともとは国営の保税倉庫でした。ペリーが来航し、神奈川を開港して以来、政府は港の整備に追われていました。その中で保税倉庫としてつくられたのが、この赤レンガ倉庫です。ここには当時では最新鋭の技術が備えられていて、日本で初めてエレベーターを設置し、避雷針や消火栓なども備えていました。また赤レンガの間に鉄を入れて補強するという特殊な工法を使っていたため、関東大震災で大きな被害を受けたこの地域にあって、赤レンガ倉庫だけは30 パーセント程度の損害にとどまっていました。このように最新の技術を備え、幕末から明治にかけての外国との交流の中心となった赤レンガ倉庫ですが、第二次世界大戦後はGHQに接収され、近代までほぼ放ったらかしの状態でした。しかし、横浜みなとみらい21のウォーターフロント都市計画に際し、倉庫は新たに改修、整備され、商業施設とギャラリーとして生まれ変わりました。現在では、横浜みなとみらい21の新しい名所として、大変な人気を誇っています。